Oracle使いが語る、FileMakerを利用した新たなソリューションの可能性 (3)
林 優子 [著] 2007/12/21 20:22

3回に渡り、OracleとFileMakerの併用を考えてきましたが、最後に最も自然だと思われる使い方として、データソースにOracle、フロントのツールとしてFileMakerを利用してみます。エンドユーザレベルでもデータの加工が容易なため、発想しだいではBIツールとして拡張性も期待できると考えます。

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はじめに

 3回に渡り、OracleとFileMakerの併用を考えてきましたが、最後に最も自然だと思われる使い方を考えましょう。V9から強化された「外部データソース」を利用し、データソースにOracle、フロントのツールとしてFileMakerを使ってみます。

ODBCの設定

 事前にODBCの設定をしておいてください(Windowsの場合、[管理ツール]-[データソース(ODBC)])。

図1 
図1 

 FileMakerでは、[ファイル]-[管理]-[外部データソース]を選びます。外部データソースとは、FileMaker以外のデータソースと解釈すればよいでしょう。Oracleではなく、SQL ServerやMySQLでも構いません。DSNは、事前にWindows上で設定しておいたものを指定します。

図2 
図2 

外部データの変更機能の追加

 それでは、リレーションシップグラフを使って、SQL文を記述することなく、Oracleの表を検索、更新できるようにしましょう。[ファイル]-[管理]-[データベース]を選択します。

図3 
図3 

 先ほど設定したデータソースを使用して、OracleのサンプルスキーマOE(Order Entry)から、Product_Information(製品)とOrder_Items(注文明細)を選択しました。

図4 
図4 

 これで、特にコーディングすることなく、Oracle上のデータをリアルタイムに検索したり、変更(追加、更新、削除)したりすることができます。

 次の実行結果を見てください。FileMaker上で新規挿入した値は、そのままOracleデータベースに反映されます。SQL*Plus上で何も行っていないのに、データが1件増えていることが確認できますね。

図5 
図5 

 この方法で、前回行った社内で共有するべきマスター系のデータはOracleに置いて、フロントツールとしてFileMakerを使うことが実現できました。


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INDEX
Oracle with FileMaker:BIツールとしての可能性
Page1
はじめに
ODBCの設定
外部データの変更機能の追加
現場担当者によるデータの加工/分析
FileMakerのBIツールとしての可能性
プロフィール
林 優子 ハヤシ ユウコ

株式会社システム・テクノロジー・アイ 取締役副社長 Learning 事業部 事業部長。

日本オラクル株式会社の教育ビジネスのスタートアップを全面的に支援し、Oracle 歴十数年のベテラン講師として知る人も多い。

華奢な体とは相反して、インストラクタ内でも一番タフに動き、超多忙なスケジュールを毎日エネルギッシュにこなしている。 著作は「オラクルマスター教科書」、「DBマガジン」連載(翔泳社)など多数。 日本オラクル社より2005年、Excellent Instructor of the Year賞、2006年、Excellent Instructor を受賞 AB型。

2006 年よりマイクロソフト実施のオラクル DBA 向けの SQL Server 2005 トレーニングにも参画。ワンランク上のデータベース マスター育成を目標にデータベース エンジニア向けの書籍やトレーニングの提供を支援。


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