Microsoft Robotics Developer Studio 2008 入門(5)
WINGSプロジェクト asa [著] 山田 祥寛 [監修] 2010/03/04 14:00

サンプルファイル 26.43 KB

 Visual C# 2008 Express Edition(VisualStudio 2008も同様)を用いてMicrosoft Robotics Developer Studio 2008 R2における通知についてのサービスプログラムの作成手順を説明します。

1 2 3 4 →

はじめに

 第4回ではVisual C# 2008 Express Edition (VisualStudio 2008も同様)を用いて、コンソールへの文字出力や状態のログ表示など単純なサービスプログラムの作成と、自作したサービスのVPLでの利用方法、および作成したサービスのロボット制御への利用例を説明しました。今回はロボットが障害物にぶつかった時などに発生する割り込み(通知)の概要および、通知を使ったサービスを取り上げます。

対象読者

  • Microsoft Robotics Developer Studio 2008 Express Edition(以下、RDS 2008 Express Edition)に興味のある方。

必要な環境と準備

  • RDS 2008 R2 Express Edition
  •  第1回を参考にインストールしてください。

  • VisualStudio 2008またはVisual C# 2008 Express Edition

 対応OSは、Windows Vista/XPです。本稿ではWindows Vistaで検証しています。また、シミュレーション環境を使用する場合はグラフィックスのシェーダバージョンが2.0以上でなければ正常に動作しないので注意してください。

通知とは

 例えばロボットを動かしている時に障害物(壁)にぶつかったことを仮定しましょう。ぶつかるまでは走行していたロボットが、壁にぶつかることで走行を中断されてしまいます。

 このような場合、割り込み信号によって、ロボットを停止させたりするなどといった処理が必要となります。RoboticsStudioではこの割り込み信号にあたるものを通知(notification)という名称で呼んでいます。

 今回はこの通知についての概要および、ログに表示させるといった簡単なサンプルを元にRDS 2008 R2 Express Editionでの通知の使い方について取り上げます。

サブスクリプションマネージャ

 RDS 2008 R2 Express Editionではサブスクリプションマネージャによって通知を管理します。

 例えば、図1のようにAとBという2つのサービスがあったとします。サービスBがサービスAから通知を受け取るためにはまず、サブスクライブ(subscribe)を設定し、サービスAはサブスクリプションマネージャをたちあげます。次に、サブスクリプションマネージャにサービスAを登録すると、サブスクリプションマネージャによりサービスBに通知されるという仕組みです。

図1 サブスクリプションマネージャの仕組み
図1 サブスクリプションマネージャの仕組み

1 2 3 4
→
INDEX
Robotics Developer Studioで通知サービスを実装する
Page1
はじめに
対象読者
必要な環境と準備
通知とは
通知サービスの作成手順
まとめ
参考資料
プロフィール

WINGSプロジェクトについて>
有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2011年7月時点での登録メンバは36名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。


プロフィール
山田 祥寛 ヤマダ ヨシヒロ

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。
主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLDB/PEAR/Smarty)」「独習シリーズ(ASP.NET/PHP)」「10日でおぼえる入門教室シリーズ(ASP.NET/PHP/Jakarta/JSP&サーブレット/XML)」「Pocket詳解辞典シリーズ(ASP.NET/PHP/Perl&CGI)」「今日からつかえるシリーズ(PHP/JSP&サーブレット/XML/ASP)」「書き込み式 SQLのドリル」他、著書多数


記事へのコメント・トラックバック機能は2011年6月に廃止させていただきました。記事に対する反響はTwitterやFacebook、ソーシャルブックマークサービスのコメントなどでぜひお寄せください。

スポンサーサイト