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Developers Summit 2024 セッションレポート(AD)

CI/CDパイプラインをコード化する「Pipeline as Code」とは? 構築・メンテナンスを実現する5ステップ

【16-D-5】継続的デリバリーを支えるPipeline as Codeという取り組み

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Pipeline as Codeの実装からend-to-endテストを導入

 そして杉野氏は、これまでやってきた取り組みを5つのステップに分けて順番に解説した。

Pipeline as Codeで実践した5つのステップ
Pipeline as Codeで実践した5つのステップ

 1番目のステップは、Pipeline as Codeの実装である。TektonというCI/CDパイプラインを構築するCloud Nativeなオープンソースソフトウェアを利用した。

 この段階では、最低限のPipeline as Code実装になっていたという。コード化したパイプラインを更新のたびにコードレビューして問題ないと確認したものを検証環境で試し、そこで問題が出なければ本番環境に適用することで品質を担保していたのだ。

Pipeline as Code を利用した初期開発フロー
Pipeline as Code を利用した初期開発フロー

 「とはいえ、コードレビューで全ての問題が発覚するかというと、そんなことはありません。検証環境に入れてから問題が見つかることも当たり前のようにありました」(杉野氏)

 そこで2番目のステップとして、CI/CDパイプラインに対するend-to-endテストを導入した。テスト専用の実行環境を用意しておいて、プルリクエストを起点にしてパイプラインをテストして、パスした場合のみコードをマージ可能にしたのだ。

パイプラインのend-to-endテストを導入
パイプラインのend-to-endテストを導入

 このように、end-to-endテストを導入したことで、ほとんどの問題を確認できるようになり、安定性を向上できた。

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CI/CDパイプラインの標準化、パッケージ化、結合テスト

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この記事の著者

可知 豊(カチ ユタカ)

フリーランスのテクニカルライター 興味の対象はオープンソースの日常利用、ライセンス、プログラミング学習など。 著書「知る、読む、使う! オープンソースライセンス」。https://www.catch.jp

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山出 高士(ヤマデ タカシ)

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