遅ればせながら先日、技術評論社さんから刊行されている『ゲームデザイン脳』を読みました。
筆者は桝田省治さんというゲームデザイナーの方で、学生のころゲーム好きだった30歳前後の人には「天外魔境II」「俺の屍を越えてゆけ」といったタイトルで馴染みがあるかもしれません。
タイトルどおり、ゲーム制作の着想から企画への落とし込みまで、筆者の経験を交え解説した書籍なのですが、ゲームだけでなく企画全般の参考になると思います。もともとは広告畑の人で、自分ではあまりゲームをしないらしく、その辺の客観性・中立性が良い方向に作用しているのかと。
語り口の独特さもあいまって一気に読破できることでしょう。ぜひご一読ください(他の版元さんですが)。
各ノウハウの要旨は類書で見かけなくもないのですが、臨場感のある実例が面白さを引き立てています。さらっと流してしまう方も多いかもしれませんが、個人的に「ボリショイサーカス」のくだりはインパクトがありました。「リアルタイムのイベントに対してこれほど細かく着眼し、記憶しているのか」「ネタの蓄積を長年継続しているのか」など。
ちなみに、Twitterで軽く感想をつぶやいたら、翌日筆者が見つけてくれたみたいで@~で返信もらえたのが一番印象的でした。よく著名な方のタイムラインで見かけていましたが、定型的であっても当事者になってみると結構嬉しいものですね。



