iioka@だけど買ったことはない
です。
数年前、Windows Vistaのサイドバーガジェットや、iGoogle(Googleデスクトップ)のガジェットなどが登場し、当時は「これからはガジェットが熱い!」と言われたのですが、どうにも盛り上がりませんでした。個人的にも、使っては見たものの、サイドバーに表示するとデスクトップが狭くなるし、iGoogleは確かに便利なんですが、RSSリーダーや各種ポータルにアクセスする方が手早く、結局あまり使いませんでした。一通り使ってみて「今さらミニアプリってのも、無いかなぁ」という結論でした。
ところが、最近ではこのミニアプリ市場が熱くなってます。どうやらiPhoneのApp Storeがブームの始まりのようですが、一般の人(もちろん企業も)が、アプリケーションを作って販売できるというプラットフォームがうけたようです。配布されているアプリにはすでに何万ドルも稼いでいるものもあるんだとか。これを受けて、Googleは「Androidマーケット」、Microsoftは「Windows Marketplace for Mobile」なんてのを立ち上げるそうです。
このミニアプリ市場が注目された要因は2つあると思っています。1つは「有料アプリが存在すること」です。PC向けウィジェットは作りやすかったものの、それを有料販売することはできませんでした。なので作る目的と言えば、単に開発者の好奇心からだとか、ウィジェットを通じた宣伝活動などしかありませんでした。しかし、モバイル向けミニアプリでは販売し、利益を得ることができます。やはり、お金の力は偉大なもので、これが参入者のモチベーションにつながる1つの要素になることは間違いないでしょう。「無料であること」が必ずしも市場拡大に貢献するのではないんだと感じました。
2つ目の点は「モバイル向け」ということです。モバイルは画面が狭いし、PCに比べると操作性がよいとは言えません。すると、「効率よく情報にアクセスできる」アプリですら重宝されることになります。最初にPC向けガジェットをあまり活用しなかったと書きましたが、その理由は「ガジェットを便利だと感じてしまうほど、日常的に不便を感じていない」からなんだと思います。モバイルというユーザビリティが制限されてしまう環境だからこそ、ミニアプリケーションが真価を発揮できるのでしょう。
日本のモバイルキャリアもiウィジェット・モバイルウィジェットなど、同様のプラットフォームを用意しはじめました。モバイル以外に目を向けても、mixiアプリ・Facebookアプリなども注目されてしまいます。意外と「ミニアプリを開発する少数のプログラマー集団」なんてのが、これからのプログラマーの選択肢の1つになりつつあるのかもしれません。



