既に存在するWebサービスを使用してコンポーネント同士をワイヤリング
川久保 智晴 [著] 2009/12/09 14:00

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 SOAは混沌とした段階から、JBI準拠製品、SCA準拠製品が開発されるに至り、エンタープライズレベルまで進化してきました。この連載では、オープンソースのSCA準拠製品である「Tuscany」を使ったSOAの開発について説明していきます。第6回目の今回は、WSDLを用いたWebサービスでのワイヤリングの方法を紹介します。

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はじめに

 この連載では、「オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA」として、オープンソースのSCA準拠製品である「Apache Tuscany」を取り上げ、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の開発について説明していきたいと思います。第5回目の今回は、コンポーネント同士をWebサービスでワイヤリングする方法を紹介していきます。

これまでの連載

既存のWebサービスをTuscanyに組み込むには

 前回はTuscanyが自動生成するWebサービスを使用してコンポーネント同士をワイヤリングしましたが、今回は既に存在するWebサービスを使用してコンポーネント同士をワイヤリングします。とは言っても前回とまったく違ったWSDLを使用すると対応関係が分かりづらくなると判断し、第5回で紹介した自動生成したWSDLを既存のWSDLとみなしてワイヤリングします。

開発ツールとしてのTuscany

 第5回まではJSONやAtom、あるいはTuscanyが自動生成するWebサービスを使用してきました。これまで紹介してきた機能は、新規でコンポーネントを作成し、ワイヤリングするには非常に強力なものであり、Tuscany自体はSOAを実現するためのフレームワークの一種ですが、非常に優れた開発ツールと捉えることも可能です。当連載ではフレームワークというカテゴリがないため「開発ツール」に分類しております。ただ、最近気づきましたが、あながち開発ツールと言っても間違ってはいないということでそのままにしています。本来はフレームワークです。

SOAフレームワークとしてのTuscany

 今回紹介するWSDLによるワイヤリングこそ、本来のTuscanyの目的であると言えます。既に存在しているWebサービスのWSDLさえあれば、コンポジットファイルを記述することで、既存のプログラムをコンポーネント化し、サービスとして公開することが可能になります。つまり、既存のWebサービスの資産をTuscanyにより簡単に結合することが可能になるのです。前回紹介したTuscanyによるWebサービスの自動生成機能の場合、コンポーネントにはAxis2などのWebサービスを実現するためのフレームワークに関連するコードは一切不要でしたが、今回紹介する方法では、既存のプログラムの修正なしに(Axis2などに関連するコードが記述されていても)、他のコンポーネントとワイヤリングが可能となります。WSDLを使用した既存資産をお持ちの方はぜひ試していただければと思います。


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INDEX
オープンソースApache Tuscanyで楽しむSOA 第6回「WSDLを使用してWebサービスでワイヤリングしましょう」
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はじめに
既存のWebサービスをTuscanyに組み込むには
WSDLを用いたワイヤリング
プロフィール
川久保 智晴 カワクボ トモハル

COBOLで13年、Javaを中心としたWeb開発で11年。2つしか言語知らないのかというとそうでもなく、sed/awk、Perl、Pythonなども一時期は業務で使えるレベルまで達したと思っています(自己申告)。

最近はプロジェクトマネージャやソフトウェアアーキテクトという一見相容れない仕事を繰り返してきましたが、実は両者の技術は密接に絡んでいるというのが最近考えていることです。プロジェクトマネージャがあまりにも技術に疎かったり、ソフトウェアアーキテクトがあまりにもコストに鈍感であったりするのを見るにつけ思いが深まっています。

そういう会社員生活も2010年10月でピリオドを打ち、長年構想中のビジネスモデルをシステム化するために独立。2年後のビジネス化を目指しています。それまでの2年間はJavaを含めたプログラミング教室(http://www.programclass.com)で食いつなぐつもりです。2010年末時点で20名のJava教室の生徒さんがいます。Skypeを使っているので全国から問い合わせがあります。まだまだ募集していますので、気軽にメールを頂ければと思います。

以前はお酒が大好きでいろんなところに出没していましたが、今はおとなしく家飲みに徹しています。土日は20キロ近くジョギングしたりして爽やかなIT起業家となり雇用の創出に貢献できればと思っています。


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