(前半の内容は前編を参照してください)
ファイルを公開するに当たって
FileMakerファイルを公開するには、FMS/FMSA管理画面でのファイルアップロード機能を使用する必要があります。共有対象ファイルのアップロード自身は手動で特定のフォルダに可能ではありますが、管理画面でのファイルアップロード機能の方がサーバー側で各種所有権設定などを実行してくれるため、手間がかからずそして確実に公開を実行できます。
標準設定では、FMS/FMSAにて公開されるファイルは「/Library/FileMaker Server/Data/Databases」(Windows XPでは「C:\Program Files\FileMaker\FileMaker Server\Data\Databases」)に配置されることになります。管理画面を利用してのアップロードを実行する限りこのエリアまたは、管理画面を通じて設定した追加のデータベースフォルダに置かれたFileMakerファイルのアクセス権(FMS/FMSA側が処理可能なアクセス権)について特段考慮することはありません。実際、アップロードの際にファイルの状態などについてもFMS/FMSA側でさまざまな処理をしています。しかし、これらのフォルダに対して管理画面を通さずに、FTPなどを利用して直接ファイルを置いた場合さまざまな問題が発生する可能性がありますので、ファイル配置処理に関しては管理画面を利用するべきです。
安全で効率的な共有運用
ファイルへのアクセスに関連して、どのようなファイルをアクセスしてきたユーザに表示するかについても考慮が必要になります。ファイルそのものへのアクセス管理については、それぞれのファイルの「アクセス権」管理の画面で指定することになります。ネットワークで利用する以上、さまざまなユーザからのアクセスにファイルは晒されることになりますのでデフォルト設定であるところの「Admin」と「Guest」に関してはそれぞれの環境要因に従って、有効無効も含めてあらかじめ設定しておく必要があります。
さて、然るべきユーザ情報と権限が設定された上でファイルが公開されたとき、FMS/FMSAにユーザがアクセスしたときの初動を決める必要があります。
FMS/FMSAではその初期値として、ホストしている全ファイルを一覧表示する設定になっています。あまりないかもしれませんが、仮にpasswd.fp7とかuserid.fp7などというファイルがあったとしたら、その存在を全員に知らしめることになりますので、アクセスしてきたユーザにとっても精神的に嬉しくない状態と言えます。
アクセス権の設定
そこで、管理画面の設定「データベースサーバー」の項目にある「セキュリティ」でより詳しく設定をしておく必要があります。すべてのファイルを見せるのか、アクセスを許可されたファイルのみを見せるのかのチェック項目がありますので、ここを後者のアクセスを許されたファイルのみを表示にしておきます。こちらを選択することで、FMS/FMSAにアクセスした際にまずはユーザ認証が行われ、そこで認証されたユーザのみに許可されたファイルが一覧上に表示されることになります。さもなければ、あらかじめ初期ファイル(OpenFile)を配置したうえで、そのファイルにてユーザ認証を行いスクリプトにて然るべきファイルへナビゲートするという方法をとることになります。
初期ファイル経由のアクセスで共有ファイルへ直接誘導
実際の運用環境においては、各ユーザに
ファイル>共有ファイル>対象のファイルを選択
というような操作をさせるのではなく、上に記したように初期ファイル(OpenFile)をユーザにダブルクリックさせて共有ファイルに直接誘導するようにするほうが、より安全な運用かと思われます。







