ITエンジニアのためのFileMaker講座 第4回
西村 俊一 [著] 新居 雅行 [監修] 2009/06/12 14:05

 本連載では、リレー連載の形式で「FileMaker Pro」というデータベースソフトウェアを紹介します。連載4回目となる本稿は、以前のバージョンに搭載されたFileMakerの便利な機能である「タブコントロール」と「Webビューア」の紹介も交え、FileMaker Pro 10の特徴的な新機能を紹介します。

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はじめに

 連載4回目となる本稿は、以前のバージョンに搭載されたFileMakerの便利な機能である「タブコントロール」と「Webビューア」の紹介も交え、FileMaker Pro 10の特徴的な新機能を紹介します。

既存のデータベースからFileMaker Proのデータベースを作成する

 FileMaker Proの起動時に表示される「クイックスタート」の画面は、素早く新規にデータベースを作成したり、既存のデータベースを利用するなどの機能を持っています。FileMaker Pro 10では、新たに他のデータベースソフトで作成されたデータベースをFileMaker Pro 10のデータベースに変換して利用する「既存のデータベースからデータベースを作成」機能が追加されました。

 変換できるデータベースは、下記の通りです。

  • Excel 95-2004ワークブック(.xls)
  • Excelワークブック(.xlsx)
  • タブ区切りテキストファイル
  • コンマ区切りテキストファイル
  • Bentoソース
図01 クイックスタート画面には、「既存のデータベースからデータベースを作成」機能が追加されました
図01 クイックスタート画面には、「既存のデータベースからデータベースを作成」機能が追加されました

刷新されたインタフェース

 どのような機能強化が図られようとも、FileMakerが誕生してからFileMaker Pro 9に至るまで、操作系はウインドウの左側にあるステータスエリアに納められていました。したがって、ユーザからすると、どのようなバージョンアップが行われようとも、全く同じ操作方法で使い始めることができたわけです。しかしながら逆の見方をすると、いくら機能が強化されようとも、操作系や見た目の雰囲気にほとんど変化がないため、新しいバージョンを使っているという喜びや楽しさを味わうことが少なかったのも事実です。

 FileMaker Pro 10では、FileMakerの誕生以来、初めてそのユーザインタフェースに大きな改良が加えられました。

 一目で分かるのは、従来ステータスエリアと呼ばれていた操作系がウインドウ上部に移り、ステータスツールバーとなったことでしょう。

 ステータスツールバーは、ご覧の通り横の表示領域を十分に確保できるため、様々なツールを余裕を持って配置することができるようになりました。従来はメニューから選択しなければ操作できなかった機能も、ステータスツールバーに配置されているため素早く直感的に操作を行うことができます。

図02 画面上部に移動し、一新されたステータスツールバー
図02 画面上部に移動し、一新されたステータスツールバー

 ステータスツールバーに配置する機能は、ユーザが自由にカスタマイズすることができるため、ユーザの目的に応じて環境を整えることができます。

図03 ステータスツールバー上の機能は、ユーザの使い勝手に合わせたカスタマイズが可能
図03 ステータスツールバー上の機能は、ユーザの使い勝手に合わせたカスタマイズが可能

プロフィール
西村 俊一 ニシムラ トシカズ

1987年にファクトリーを設立。企画、プロジェクト管理、製品プロデュース、執筆、コンサルティング、Web制作、その他全般を担当。主な自社製品に、 4th Dimension用マルチメディアDBプラグイン「4D Image Filing Tools」、FileMaker用画像DBプラグイン「Factory's FileMaker Plug-in 2」、Newton用インターネットメールソフト「i-mail」など多数。著書に「Dreamweaver 8 ビギナーコース」「Apple II 1976-1986 Hello Again(共著)」があり、その他、専門誌などへの執筆なども行っている。FileMakerイベント「Factory's FileMaker a go-go!」アップルストア渋谷にてマンスリーで開催中。


プロフィール
新居 雅行 ニイ マサユキ

 テクニカルライター、デベロッパー、コンサルタントとして、Mac OS X、iPhone、FileMakerを中心に活動している。近著には「新 リレーションで極めるFileMaker」(共著/ラトルズ)、 「FileMaker Server大全」(ラトルズ)、「Mac OS Xシステム管理」(ラトルズ)、「iPhoneアプリケーションプログラミング」(技術評論社)がある。FileMaker 9 Certified Developer、Apple Certified System Administorator 10.6、Apple Certified Trainier 10.6、Microsoft Certified Trainer、Microsoft Certified Technology Specialist、Microsoft Certified Application Specialist。


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